2009年11月15日(日)
なにかの準備中に、なにかマンガ読んでいる。ある姉と弟の話で、姉が怖い夢見て目が覚めて、水を飲みにいったら弟がいて、姉がお前も眠れないのかと訊こうとしたら、弟がなんかの台詞を言って、二人でそこからミュージカルみたいになる。途中からマンガじゃなくて実写の映像みたいになっている。
2009年11月16日(月)
校舎は高いコンクリートの壁に囲まれている。知らない女の子の視点で世界を観ている。外にある錆びた螺旋階段を駆け下りている。非常階段です。斜め上を見ると壁に兵隊さんがいて、蜘蛛みたいに細い糸を伝って降りてきている。兵隊さんに向かって何か言う。
兵隊さんの顔が大写しになって、にっこり笑うのがわかる。
女の子は足を止める。兵隊さんは降り続ける。途中で糸が足りなくなる。兵隊さんの首に糸がからまる。ああ首が絞まると思ったけれど、兵隊さんは首に糸を絡ませながらまだゆっくり降りていく。女の子の横を通過する。女の子は階段の手すりにつかまって下を見る。兵隊さんが小さく見える。下にあるマンホールのちょっとした隙間の奥に入っていく。カメラが移動して、兵隊さんをとらえる。マンホールの中で、本当に蜘蛛みたいに小さくなって揺れている。火がついて燃えだす。揺れる。
屋上からは青空が見える。女の子は友だちに、兵隊さんを殺す夢を見たと話す。女の子の友だちは、そういうものよ、そういう季節なの、あたしもあたしの友だちを殺す夢を見たわと応える。最上階には音楽室があるので、屋上に入る二人には吹奏楽部のマーチがよく聴こえる。
視点切り替え。
私は小学校のときの音楽準備室で、自分が高校で使っていたコントラバスを探している。もう合奏は始まっている、焦る。先生がやってきてどうしたんだと訊く。使ってる弦バスが見当たらないので、別の、これを使います、と言って五つくらいあるコントラバスの中から一つを選ぶ。固い布の入れ物をはがすと、片面がコントラバス、もう片面がチェロ、みたいな楽器。弓もとても短い。やたらに固い松ヤニを必死に塗っていると、先生が今度は楽譜を持ってやって来る。この小節はどんな色合いだと思うと訊かれる。
色合いですか?
そう、クリスマスだよ。
赤と緑と金ですね。
そう。
楽譜も自分のコントラバスのケースに入れていたので見当たらない。ちょうどクリスマスの小節を聴きながら、後輩に見せてもらおうと思う。しかし合奏は終わってしまう。低音の仲間がパンフレットを持って来て、この中に載ってないかなと言ってくれるけど、パスワードを忘れていて確認できない。
2009年11月18日(水)
半額で買ったマグロの刺身があやしいので友だちに天体望遠鏡を借りてよく見てみようと思うけれど、友だちが覗くときまちがって落っこちないでねというので怖くてなかなかのぞけない。とりあえず部屋の角を見たら古い町並みがあって、手相占いの人が部屋の掃除をしなさい、と古い言葉で言う。
2009年11月19日(木)
全体的に画面が暗い、戦争だもの。ばあちゃんちにいる。紙コップを投げて渡そうとしたら取ってくれた人が落下したので人ごとキャッチする。特別教棟で着替える。フリークスの群れがいる。市電に揺られる。文字が修正液で消されている箇所がある。
2009年11月21日(土)
母と姉が私の住んでいる東京っぽい街に遊びに来て、二人を案内する。自転車で移動するのだけれど、小雨が降っていて道がよく滑る。一回転んで、左のブレーキがバカになる。
東京っぽい街には、よく雨が降るらしい。あまり背の高くないビルがたくさん立っていて、ほとんどの壁が淡いピンク。道路は上ったり下がったりで、あのビルでは三階となる高さが、このビルでは地下二階だったりする。地下にはたいてい、さびれた店がある。上の方にはでかい本屋がある。
新しいハンバーガーを食べる。『よその人バーガー』だったかな、そういう商品名。おまけでもう一個もらえる。食べながら服入れをあさっていたら、引っ越す直前に買っていたらしい靴とかセーターがごろごろ発掘される。