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2009年11月22日(日)

 実家に帰る。周りに畑が開けている。父が畑一つ分にケシを植えたから見に行こうね咲いとるよと言ってえってなる。また今度にしようと思ってとりあえず玄関で猫にさわる。飽きて、家に入ろうと思う。
 家に入ろうとしたら、自分より先にロシア語の友だちが入って行った。他のみんなも中にいる。私は、まだみかん選り分けられていないんだと説明する。そしてみかん選り始めるけれど、みんながうるさい。だんだんいろんなみんなを恨み始める。腐ったみかんを並べながらこの人たちをどう追い出そうと思っていると、母が狂人のふりをして撃退した。
 みかんを選り終わると心がすっとして、みんなと一緒に傘を持って、外に出た。


2009年11月23日(月)  1

 普通に目を覚まして一日を過ごす(昨晩の短歌ゲームがパソコンできれいにまとめられていて感動する。みんなが眠っているなか先輩が作業をしてくれていた)。


2009年11月23日(月)  2

 友だち数人と散歩していたら、いつも試食をしているコーナーにおいしそうなケーキがあって、食べる。そしたら試食は1個50円ねっておじさんが言う。もう1個食べるから100円払おうと思ったら、財布にお札はなくて、小銭はすべて記念硬貨なので、どうも使えない。払えないのでケーキは食べなかったことにして、姉が講演をする予定の場所に向かおうとする。途中でまた友だちと会ったので、記念硬貨を記念でない硬貨に替えてもらおうと思ったけれど、それも勿体なくてできない。記念硬貨自慢をしているうちに、どんどん東京は暗くなる。
 いつも使っているはずの道なのに暗くて迷ってしまう。着いた頃には姉の講演は終わっている。会場の階段で座る姉に、人は来たのとばっかり訊く。
 することもないので姉に記念硬貨を自慢する。


2009年11月24日(火)

 引っ越しのために家族四人で家の掃除をする。引っ越しカードを何度もなくす。でも何度も見つける。引っ越しする人スピーチの会があって、私と姉は未成年なのでその会に赴かなくてはならなかった。


2009年11月25日(水)

 人目を避けつつみんなでパネルに絵を描いている。狭い部屋にたくさんのひとと、たくさんの紙コップが並ぶ。紙コップには絵の具、もしくは化粧が入っている。女の子はお化粧し合ったりもする。
 ノックの音でみんな身を緊張させる。しかしこのとき入って来たのは高校時代の友だちで、私は快く彼女を迎え入れる。ドアを開け、再び閉めると部屋は私の部屋だった。友だちは紙コップに虹色の絵の具を入れていて、私の白いベッドに水玉模様をつけていく。
 テレビが勝手に映画を流す。友だちとベッドに腰掛けて観る。メリーゴーランドにミルクこぼしたような色彩と、撮影中に死んだ監督の、その死の一部始終がそのまま映像の材料として使われたことで有名な、幻想的な映画。


2009年11月26日(木)

 案内役の二人の後を追うと夜の海があって、その中をじゃばじゃばと 進んで行く。前を行く二人はずっと腰から上が出たまま歩くのだけれど、私はどんどん沈む。ああ溺れると思ったら足下を黄色い電車が走っていて、その車内から私は、沈んで行く人びとを見ている。
 駅までつくと高校があって、海だからかずいぶん暗い。海なのに雨が降る。大学受験を控えた生徒たちの中に、自分の高校の後輩を見つける。東高の方ですよねって声をかけたら雨が強くなり、後輩はしかめっ面で去る。