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2011年05月21日(土)

 外はもうずっと雨続きで、地面はなくなってしまっており、茶色の水の上によく浮く板を渡してその上を歩いて移動する。サンダル履いて。どの家も屋根からすっぽり青いテントで覆われている。撥水のいいテントはずっと青い。子どもと妻を連れて歩く。私はその家族の父親。
 家族でレストランに行くのです。板の上渡って。傘をさして。私はピンク地に蛍光緑のハート模様、子どもたちは学校に通うときの黄色、妻は黒と青緑のストライプ。店に着くとまず靴箱があるから、その脇の水道でサンダルをよく洗って、しまう。妻と子どもたちにウェットティッシュを渡して足を拭きなさいと言うけど、みんなもう行ってしまって、私だけが残される。遅れてテーブルの前に立つと、そこにはガラスの板があって、向こう側で家族が食事を始める。少しして家族のもとに家族の父親が到着する。私は見ている。


2011年05月22日(日) メモ

 マンション、殺人事件、石を持って立っている子ども、探検、マフラー。


2011年05月23日(月) メモ

 絵泥棒、町。


2011年05月26日(木)

 友だちが突然結婚式をすることになったので私もお化粧をして行こう。鏡には手首から先がうつらなくて、でもまあ感覚で、と思っていたんだけど、なかなかうまくいかない。母がもう出るよとせかす。私は眉毛を全部落としてしまって途方にくれている。


2011年05月27日(金) メモ

 通学路にいる灰色の犬、机の上の小さい三毛猫、ベランダに住む熊。


2011年05月28日(土) 1

 みんなそろったから車に乗って移動しよう。丸っこいかわいい車。後輩が運転する。日は暮れ始めている。ビルの向こうで沈んで行く太陽。ビルたちの窓に反射して増えるオレンジの太陽。私たちは車の窓から手を伸ばしてケータイで夕焼けの写真を撮ろうとする。街中みんながそうしているようだった。ケータイの画面を確認せずに撮影ボタンを押して、撮れた写真を見ると、景色は傾いていて、右下からたくさんの腕がのびて、太陽を追いかけるように揺れていた。太陽は画面の左中央で光っていた。傾いたビルの足下には海が迫っていた。すでに車を捨てて走り出している人もいた。このビルも沈むのだろうか、オレンジに光る高い建物。私たちはまだ車内で新歓コンパの話などしている。