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2011年06月14日(火)

 友だちとゲーセンに行く。ゲーセンは風情なく明るい。正面にあるUFOキャッチャーが動いていて、キャッチャー部分がぬいぐるみたちをつかんでいた。8個ぐらい一気に。それを見ながら私たちすげえすげえとさわぐ。2個こぼれ落ちて、6個のぬいぐるみが獲得された。ぬいぐるみは景品の収まるところからすべりだして、床に散らばる。明るい店内でぬいぐるみだけ光を通さず暗い。もちろん私たちもだ、と思ったところで、このぬいぐるみはいったい誰がとったんだろう、ゲーセンは騒がしかったが、どれも愉快な音楽のためで、人の声はしない。だんだんゲーム機たちの距離が近くなり店内は狭くなり、私たちは押しつぶされるという気がして、あわてて外に飛び出す。電車が目の前を通過して行って、性別のわからない年寄りの駅員さんに、ちゃんと線の内側にいましょうよとおこられる。
 次の電車には乗ろう。
 すぐに電車はやってきて、たくさんの人と同じように私もそれに乗り込んだ。ドアが閉まると窓の外では駅員さんたちがロシヤの教会のミサで見たのと同じ、お香が長い鎖でつながれたやつを振っていて、しゃりんしゃりんと鈴の音がしていた。電車は動き出し、家の前で止まった。


2011年06月20日(月)

 お葬式に行かなくちゃならない。制服でいいやって思ってたけど自分は大学生だった。黒い服を買いに行く。駅ごとに大きなショッピングモールがあって、その中にはいくつも古着屋がある。たくさんの駅で降りてたくさんの古着屋をのぞく。地下鉄の通り道には水がたまっている。駅は地上にあるので、毎回地下から浮上するときに、電車のまわりが白い泡につつまれて奇麗。
 3個目の駅にある古着屋に来たけど、やっぱり黒い服は売ってない。姉が、喪服ってタグがついた服があるよと教えてくれる。薄いピンクと薄い黄緑の太いストライプのワンピースで、胸のところに刺繍がしてある。灰色の鳥が体を丸めて眠っている絵柄。これが喪服ってのは間違いだよと姉に言う。そうでなくても可愛いからいいじゃん、と姉。全然私の趣味じゃないと言うと、姉はすごく残念そうにして、じゃあ私が買うよ、と、そのワンピースをレジに持っていく。


2011年06月21日(火) メモ

 芝居、オルゴール、オルゴールの鍵、海と川がまじるところにすむ魚たち(ハゼ、ベラ、ディスカス、ナマズ)。


2011年06月24日(金) メモ

 割ると連動してるひとが死ぬダイヤの指輪、死ぬことが決まってる子どものための集会、死なない子ども、暑い日、冷たい腕。


2011年06月25日(土) メモ

 水でいっぱいのお風呂、植物についての番組。