about map e! yumenikki  nikkihito) インデックスへ

2012年04月11日(水)

 姉との会話。
「チンアナゴのチンって犬の狆なんだって」
「うん知ってる。でも狆って犬っていうか架空の動物だよね」
「えっウィキペディアに日本犬のって書いてあったけど」
「嘘ー」
「ほんとだよ! あれっウィキペディア、狆、霊犬ってなってる。霊?」
「ほら架空じゃん」


2012年04月13日(金)

 机の上にはいろんな種類のポテチがある。漫画を読みながら食べる。あとから読み始めた友だちは私より読むのがはやくって、私が次の巻を読み終わるのを、テレビの中のリスを撫でながら待っている。隣の部屋ではみんなが冒険の計画を立てている。ときどきそれをのぞきもする。


2012年04月15日(日)

 友だちがご飯に誘ってくれて嬉しい。そこの定食屋さんで食べると内定がとれやすくなるらしい。私にとって慣れない自転車での移動、みんなびゅんびゅん先を行く。先頭を行く友だちがときどきトランペットを吹いて場所を示してくれる。でも遅れをとった数人で音楽室に迷い込んでしまう。
 音楽室は広い。ピアノの下で倒れている女の子がいる。あの子を救うのが私たちの使命だと思う。準備室から魔女が現れる。友だちが変身用のいくつかのタイプの錠剤が入った救急箱を鞄から取り出す。中にはそれとは別にお菓子もたくさん入っているので選り分けるのが大変だ。袋を開けて食べかけにしているチョコやポテチの存在に気づいて、もったいないからと一気に食べようとしたら苦しかった。魔女は呆れているのかまだ攻撃してこない。


2012年04月17日(火)

 面接を受けに行く途中であんまりの眠気に道路に横になると、子どもをつれた大人がやって来て、寝るんですかこの子しばらく眠れてないんです添い寝してやってください、と言う。返事をできないでいると私の横に掌に収まりそうな小ささの子どもが置かれる。寝返りうてないな。畳の部屋に布団が敷かれているその場から起き上がると実家の猫は小さい子どもに興味津々でおそろしいからおいはらう。
 凶暴な蝦が発生している我が家では、みんな頭と指に蝦の爪をはめている。そうすると蝦は仲間と勘違いして襲ってこないらしい。蝦はゴキブリによく似た姿だ。だからゴキブリを蝦と勘違いして素手で殺そうとしてきゃーこれゴキブリだったっーてなることもしばしばある。
 町に出て、あんまり整備されてないグラウンドでみんなで準備運動をする。私は走り出したい気持ちでいっぱいだったけれど、これから先輩の新しいネズミを見に行く。ケージの上四分の1のところにネズミの顔があらわれている。のぼってるのかと思ったら下四分の3はでっぷりした体で占められているのだ。途中で中身のスポンジがはみ出している、グロいからそこは見ちゃダメだよと先輩は言う。ただのスポンジなのに。写真をいっぱい撮った。


2012年04月19日(木)

 できたばかりのすごい本屋に家族で向かう。海の近くにある、白いお城みたいな本屋だ。本の他に服や雑貨も売っている。姉が緑色のワンピースを見つけて喜んでいる。私はフラミンゴの柄のかわいいブラジャーを見つけて友だちにあげたいと思ったけどサイズがわからない。でも最後の一枚だから一応手に持っておこうと棚に手を伸ばすとブラなんてなくて、フラミンゴ・アルパカ・花束のワッペンのセットがそこにある。それを買うことにした。店内放送が緊急っぽいことを言うけど聴き取れない。窓の外を見ると魚の黒々とした群れが空中にいる。