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2010年02月01日(月)

　理科の授業。太陽が近くってすごくまぶしい。おじいちゃん先生が教室前方の窓際でぼそぼそ植物のいのちについて話をしている。まぶしい。途中で背の高い黒服の女教師がやって来て、教室の分厚いカーテンをシャッシャッとしていく。おじいちゃん先生がカーテンに包まれて見えなくなって、みんな笑う。しばらくしてカーテンからもそっとでてきた先生が、宿題はしてきましたかと言うのでやってなかったと思い出し、あわてて書く。植物に関していくつかの記述。提出後、宿題はろうかに飾られる。先生からのコメントもつく。「サラリーマン川柳の良い例ですね」とコメントされてムッとする。

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2010年02月02日(火)

　志望動機を書き終えたものの職員室に提出なのか郵便局に提出なのかわからなくて外に出る。外はすごいみぞれ。傘を持っていない私は背中を丸めて志望動機を書いた紙をかばいつつ歩く。歩道橋はぎしぎし言うので怖くって、自転車の後に続いて11号線を横断する。港まで来ると雨も雪も止んでいる。父と知らない人たちが釣りをしているので、魚を針からはずす役を買って出る。父が知らない人の名前を呼んで、実は知っている人で、そうだと思ってたんだよ、とすっきりする。この前死んだのでお葬式来てくださいと言われてうなずく。街のほうの空が晴れたので、そのきらきらを追う。姉も来たので向かい合わせに席につく。ところでこれまでのリンゴジュースをどうする、と父が訊く。お葬式に出さないの？　それはちょっとなあ、みかんじゃないし。じゃあ私たちの結婚式に使おう、と言うと、姉が困った顔で笑う。

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2010年02月03日(水)

　図書館で勉強していると母が来て、メロンソーダみたいな色でメロンソーダみたいな匂いのする紅茶を出す。飲んでいいよ、と言うけど怖くて手がつけられない。図書館の本棚にはケータイストラップのコーナーがあって、みんながそこばかり見てるのも怖い。

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2010年02月04日(木)

　たこやきを買うと478円で半端な値段。財布を見たら10円玉とか5円玉ばっかりで困る。すごくもたもたしながらレジに10円を積んでたけど後ろに人がいっぱい並んでて、あーもう夢なんだからどうだっていいやって逃げる。

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2010年02月05日(金)

　大きな教室にみんなでいる。思い思いのものを作っている。最初は知らない男の子になって、知らないロングヘアの女の子と一緒にスプーンに細工をしている。魔法をうまくつかえるようにするための細工だ。男の子はみんなからクォーツって呼ばれてるけど女の子は彼のことを石英さんと呼んでて、だから彼は彼女のことが好きだった。
　絵を評価してくれるというおじさんが教室に入ってきて数人がそれに群がる。わたしも絵を描いている別の女の子になって加わる。おじさんは何人かの絵にアドバイスをして、何人かの絵を教室の外に持って行く。持って行かれたので枕を肩から下げておじさんの後を追う。おじさんの足は短いので、ズボンの裾がだいぶ余っている。それを引きずりながらゆっくりと歩くので、きっと追いつける、と思った。けれどもおじさんが見つからないので、DVDでも借りるか、とツタヤに行く。するとクォーツの好いている女の子が別の男の子と手を組んでCDを選んでいて、ああ可哀想だナーと思う。借りたいDVDがあったので棚を真剣に見るけれど、すべての文字がくねくねと波打ってしまい一文字も読めないし、棚はどんどん高くなっていくしで焦る。

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