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2010年03月27日(土)

 無事通知が届いて灯台で暮らせるようになる。友だちや先輩たちからおめでとうのメールがたくさん届く。中には物語のメモをしたようなものもあり、最後にこれを明日漫画のネームとして描いて持ってこい、と言っている。あわてて段ボール箱の中からノートをひっぱりだす。


2010年03月28日(日)

 トイレの順番待ちをしてると後ろから押されて目ん玉が飛び出したのであわてて両手でキャッチする。でも掌の中の目ん玉を普通に見つめていて瞬きも違和感ない、まわりの人も驚かない。こんなものかと思いながらトイレの順番が来て、ついでにとれた目ん玉もトイレに流す。


2010年03月29日(月)

 本屋で女の人がうちの息子いま五歳なんですけど反抗期かしらんわたしの選んだ本を読んでくれなくなったと店員さんに愚痴っていて、店員さんは女の人に息子さんはどんな本が好きなんですかと訊く。女の人はぷんぷんと怒ってあんたなんかに息子への本を選ばせるわけにはいかんと言う。店員さんはちょっと困った顔をしたあと私のほうを見てぼくはどんな本が好きと首をかしげて言う。私は女の人の息子だった。どんな本が好きか考えていると、ママはますます怒ってこの子はわたしの選んだ本ならなんでも好きですと言う。わたしが全部決めればいいんですと言う。わたしがオリンピックに出たときもメニューはぜんぶ母が決めましたそれでわたしは成功したんですよといろんなことをママは早口で言っていて、オリンピックに出たのと気になって訊ねると、そうよ吹奏楽で出たのとにっこり。嘘だなと思ったらママや店員さんは溶けて砂になる。
 本だけ残る。


2010年03月30日(火)

 友だち数人と学食に並ぶ。みんな次々と自分の注文を言っていく。私の番が来ると何を食べようとしていたのか忘れていて汗が出る。やっとのことで、カレーうどんと、と言ったけど後が続かない。私の後ろには知らない人たちが並んでいる。