2010年04月08日(木)
テレビをふとつけると今のプリキュアの歌の歌詞がなんだかすごい。みんなで歌おうって話になって、アンサンブルコンテスト用の曲と一緒に楽譜が配られたので練習する。出だしだけ覚える。「ほら見て、波、闇、荒れ狂う民。そんなにほんを守るため、来たよォ」。
そしてプリキュアたちもなんだかすごい。最初から8人もいる。そして全員黒っぽいコスチュームを着ている。キュア漆黒とかキュア紺青とかキュア薄墨とか、いろいろ。
2010年04月09日(金)
みんなを連れて愛媛に向かうとどの建物も解像度を低くしたみたいにぽろぽろと崩れている。風情があるとみんなが言う。商店街はアーケードをなくして明るい。工場からの匂いもしない。煙の出ない煙突の前で写真を撮る。写真を見ると私たちのまわりには水とたくさんの白い手が写っていた。
2010年04月10日(土)
広い教室の掃除をしていた。机も椅子も床も木でできている。全体がほこりっぽかった。中に何も入っていない机に椅子をのせて、後ろに運び、床を掃く、拭く。みんなそこにいる。最終回のようだと思いながら掃除を続ける。
2010年04月11日(日)
体育館みたいなところにみんな少しずつ離れてお布団を敷いて眠る。暗くなってた館内に少し光が射したと思うと扉が開いていて、猫に似た黒髪の女性が入ってくる。私の布団に頭から潜ろうとするので、足から潜るならいいですよと言う。女性は言う通りに足から布団に潜った。
また明るくなった。今度は朝が来ていた。布団をめくると女性は猫みたいに丸くなって眠っていた。髪が白くなっていた。私が声をかけると女性は飛び起きて、ふらふらと入り口に向かう。髪が白くなったことに気づいて、猫に似た仲間たちとなにか相談している。
2010年04月12日(月)
サークル活動は巨大バウムクーヘンみたいな白い建物で行われる。私たちの部室は10階。建物の中央には透明なエレベーターがあるけれど、鍵を使わないと二人までしか乗れない。鍵は布団部の幹事長が管理している。いつも酔っぱらって寝ているその人を。まず起こしに行かなければならない。
建物の1階はカフェになっている。入ってすぐ右にあるスペースに陣取って新歓活動を行う。私と同じ苗字、同じ響きの名前(漢字が違う)を持つ高知生まれの女の子が入部してくれた。四国トークで盛り上がる。カフェの壁はすべて鏡で、私は姉を見つけられないでいる。
2010年04月13日(火)
お祭りだろうか町はとてもにぎわっている。かくれんぼしながら浜辺に向かうと海岸はスクリーンになっていて、夕焼けの中に白色で文字が流れる。軍歌の替え歌だった。対岸では銀の楽器ばかり集めた楽隊が演奏している。私たちはおのおの歌いだす。