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2011年01月26日(水)

 いろんな人から「いま鼻血でてる」という内容のメールが来て恐い。私は鼻血を出していない。集団でおしゃべりしているのだけど、向かいの席に座ってる女の子の目のまわりが殴られたように青いのも気になっている。


2011年01月27日(木) 1

 ブロッコリーを、もさもさしたほうを下にして持つ。目の粗いくしをブロッコリーの太いところに刺す。くしをブロッコリーのもさもさしたほうに向かって引いていく。いい感じにぽろぽろほぐれると思ったブロッコリーは八つ裂きになってしまって、水分が滝みたいに出てくる。


2011年01月27日(木) 2

 帰り道、道路の真ん中を歩いている。真夜中だから車は通りません。すると正面から強い風が吹いてきて、奥からたくさんのレジ袋が飛んでくる。私はイヤホンを外して、音楽が聴こえないか、耳をすます。道路の左側を子どもが後ろスキップをして行くから逆回しかと思った。


2011年01月28日(金)

 四人で湖を回ろうと駅に来た。水上をすべって、広い窓をもった大型バスがやって来る。順に乗りこんで行き、私は前のほうの席に座った。友だちのうち、最後のひとりは乗り込まなかった。バスが動き始めて、バスの中にいる三人は駅を見て、駅で佇む一人はバスを見ている。お互いぽかんとした顔で見つめ合う。あわてて携帯で電話して、次の駅が湖の反対側だからそこで待ち合わせしよう。だけど友だちにかけたはずの電話なのに、相手は低いこえでぶつぶつ言うだけの人だった。メールにした。湖の水は濁っていた。バスが走る部分は蓮が浮いていてきれいに見えていたけれども。
 次の駅についても友だちは待っていなかった。メールを見なかったのだろうか。ただ別の友だちがいたから、四人で湖を歩かないかと提案する。断られた。三人で湖を歩く。湖はとっても浅い。蓮がないから底の様子までわかる。ごきぶりの死体がたくさん落ちている。


2011年01月29日(土)

 あわてて家を出たからノートパソコンが充電できていない。空き地の横の歩行者通路の脇のガードレールにあるコンセントにつなぐ。でも道を右に行っても左に行ってもすぐに道路を越えなくてはいけないから、伸びるコードは通行の邪魔。充電をあきらめで学校に急ぐ。
 学校はどこも黄金色。姉を案内していく。テントだけは青色だけど、ここで今日は誰かの誕生パーティーをしている。いつもはサーカスを見ることができるのに。でも姉はあんまりテントとサーカスに興味を示さなかった。壁に貼られたクレープの品書きを並んで眺めている。


2011年01月31日(月)

 すべての坂がピアノの鍵盤になっていて、山のほうからよく跳ねる丸いのが、鍵盤をはじきながら落ちてきている。