about map e! yumenikki  nikkihito) インデックスへ

2011年02月13日(日)

 みんなでディズニーランドに行く。行こう行こういいながら絶対行かないだろうなあと思ってたのに本当に来てたからびっくりした。チケットが正方形に近くって、赤色だけの印刷で、ぺらぺらだっていうことにもびっくりした。入り口はたくさんの風船で飾られている。
 入ってすぐのところにエスカレーターがある。友だちがそれに乗ってどんどん上に行ってしまう。私はエスカレーターの脇の看板を見る。「第1のアトラクション☆絶叫エスカレーター! 上った先には何もない! 落ちて行くしかない恐怖に耐えられるか!」私はあわててエスカレーターの行く先を見に行く。地上を走って。エスカレーターは本当に「つ」みたいな形に折り返してしまっていて、人びとは「つ」の右端の部分からこぼれ、用意された黄色いバケツの中に落ちていっている。バケツの中がどうなっているかは見えない。エスカレーターの中くらいの地点にいる友だちはキャー! と言いながら嬉しそうに万歳している。なんだ、知ってて乗っていて、楽しんでいるのか、と私はほっとする。他の人もキャー! と両手を挙げているけど、エスカレーターはゆっくりのぼっているだけなので、迫力がない。


2011年02月15日(火)

 海。防波堤の脇に斜めに生えてた松たちはさらに角度をつけて地面に近づいている。松の下をくぐろうか、上を渡ろうかで迷う。小さい蜘蛛やアブがうようよしている。防波堤の向こうでは親子が釣りをしている。松の間で右往左往してると、幼いお子さんの投げる釣り針がこちらにも飛んできて危ないのだ。私はこっそり釣り針を海に投じてやる。するとあっという間にカワハギやグレが釣れて、親子が喜ぶ。
 私が砂浜に到達するころには親子は魚でいっぱいになった銀色のバケツを抱えて去っていってる。私の隣には母がいて、引っ越す前にみんなで釣りに来ようよ、ここに来ることはもうありますまい、と私は母に訴える。母は砂浜に散らばったレゴブロックを集めて、またお片付けに戻ってしまう。後ろからビニール袋を両手に持った父と姉が歩いてくる。二人は袋につまった金魚を海に放って、回れ右して帰ってく。海の向こうには煙突がある。金魚たちが浸透に負けて縮みながらも列を作って、向こうの街に泳いでいくのを見ている。


2011年02月16日(水)

 クレヨンしんちゃんのアニメのOPがはじまって、音楽にあわせて「しんちゃんの登場人物のみんな」が中学生になったり大人になったりする。その中のひとり「スズちゃん」が行方不明になってしまい、大学構内を「みんな」で探す。ラウンジには「鬼の面が日常の顔をしている」という判子のがちゃがちゃがある。
 私たちも同じ大学の中にいる。中にもいるし、外にもいるので、人びとをクリックしたりして動かすこともできる。「みんな」より先に、外の私たちが「スズちゃん」を見つけた。ガラス張りの校舎の3階でただ、ご飯食べてた。「スズちゃん」が「みんな」のもとに行くよう、たくさんクリックする。すると「スズちゃん」は窓ガラスに鉛筆を刺し、ガラスは刺されてぱりぱりと割れ、「スズちゃん」はガラスに開いた大きな穴からおにぎりをこぼし、最後に自分も落としてしまう。私たちはこうなったちゃうのかーと少し動揺するけど、結局アニメの話だなあ、と思って学食でお昼ごはん。


2011年02月17日(木)

 芝居の練習を観に行く。友だちがスタッフとしても役者としてもがんばっていて嬉しい。ふるさとのみんな集まっていて、中でも数人で集まって温泉旅行について話す。するとバスの時間になるからあわてて乗り込む。
 バスは海沿いを行く。波がずいぶん高い。「ほとんど津波だ」ってみんなでさわぐ。窓には飛沫がいくらかかかって、窓の外では高い波の上で大きな船がぐらぐら揺れてる。港には持って行かれた車が何個も浮いている。「沖に行かんように鎖でちゃんとつないである!」って誰かが発見する。風もそうとうなもので、バスは大きく揺さぶられる。
 私は前から2番目の席で一番前の席の子らとトランプしていた。前方の画面が「緊急避難モード:みなさんが最下層に移動しなければ安全に進めません」と言って、通路に階段があらわれる。荷物置き場に通じる階段。私たちは下に降りないと行けないのに階段は上りエスカレーターに変化してしまう。走ったり落ちたりするみたいに荷物置き場に転がり込む。
 私はちょうど階段のできたところの隣にいたから、みんなに「速く降りて!」と言う役をしていて、降りるのは最後のほうだ。やっと降りきるとそこは新宿のさなぎみたいなビルの横らへんで、私たちは近くの螺旋階段を降りてきたようだった。階段を降りてるひとはまだ少しいる。セーラー服を着た美少女がいて、転校生の子だなあと思う。転校生は私に幽体の知覚展への案内を頼む。こころよく了承する。


2011年02月18日(金)

 三時間目はプール。まだ寒いし雨なのに、嫌だなあ、と思う。「思い出」について書かされている教室には私の他には三人しか生徒がいない。ひとりはどう思いだしても家の中には黄色い光しかなくて家族はなにだったかわからない、と悩んでいる。二人は書き上げて先生に褒められている。