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2011年03月20日(日)

 歌会をするのは4階の和室。襖を少しずつ開けて老人たちが覗くので落ち着かない。3階にあるパン屋、1階にあるミスドを後輩と一緒にめぐって、お腹いっぱいになっても食べる食べる。


2011年03月21日(月)

 授業が始まるのにパスワードを忘れてアクセスできない。開始のブザーが鳴ってそれ以来静かなパソコン室で挙手、先生にパスワード忘れたと伝えると、先生はすぐに教えてくれる。私のパスワードはなんとかという画家の名前。
 五分の遅れをとってアクセスする。すると、同じチームの子はいらいらと商店街の入り口に立っている。私たちは進む。途中で買ったみりん味の干物がおいしくて、次に見つけたら家族のぶんまで買おうと思う。チームメイトは偽ブランドの筆箱を選んでいる。偽物のバリエーションの多さが好きだと言う。
 広場についたら読書する。授業が終わるまでに本の感想を書いた旗を線路の上に立てないといけないのだが、授業の終わる時間を忘れた。だからだらだらとした読書。20分になって後輩が私を呼ぶので返事をすると、授業終了は20分だと言うから、感想の紙を黒く塗りつぶして線路に投げる。


2011年03月24日(木)

 公園のブランコのわきに大きなみずたまりがある。そのそばに四角い座布団二枚と丸い座布団四枚を運ぶ。四角い座布団二枚と丸い座布団二枚に洗剤をすりこんで水たまりに入れ、揉むように踏む。座布団たちが柔らかくなったら滑り台に干す。あとの二枚はどうするって母に訊ねる。あとの二枚はそのままでいいと母が言う。水たまりはずいぶん広がって、母がいるのはもう向こう岸のように見える。干された座布団から茶色い水が、あとからあとから滴っていて、それが水たまりを広げている。


2011年03月25日(金)

 友だちもみんな同じ制服を着ている。建物は常に動いていて、決まった時間にしか通れない道がいくつもある。体育館と校舎をつなぐ派手で大きな橋がかかる時間に初めて遭遇する。橋の豪華なのは手すりで、渡る部分は板を置いただけ、歩くとキイキイ音がするんだ、と知る。
 先生は車で移動できる。車の音がしたら逃げるようにしている。体育館の奥は砂漠、もっと奥は森になっているけど、いつも先生に見つかって、ただの体育館の部分に連れ戻されるから、実際には知らない。でもライバルの班が森にはポケモンがいるという発表をしている。ポケモンはただのお涙頂戴の生体だ、と壁新聞に書いてある。お涙頂戴の! 私たちは憤って、大人たちについて森までいこうと思う。だけど森への正規ルートには占いの館がある。必要なものを教えてくれる館なのだけど、私たちが入ると黒と赤と白の混ざった美しい金魚がたくさん降ってきて、進めなくなった。


2011年03月26日(土)

 作戦会議をよその大学の図書館で行う。先輩がメガホンを持ってしゃべるから、あっさり見つかって捕まってしまう。学生生活課の先生に、白い机だけがある部屋につれていかれて、プリントを渡される。プリントはアンケートになっている。いろんな質問のならぶ紙。「問1)あなたの住むマンションで火災が発生した。隣の部屋の子ども三人がやって来て、助けを求めてくる。しかし子どもたちの部屋はもう炎に包まれている。あなたはどうするか」などそういう質問たち。「問3)思いついた三つの単語を並べ、それに関するイラストを描け」
 問は50くらいまであって、窓のそとでは日が暮れて行く。途中で部屋には別の学生もつれてこられて、やっぱりプリントに記入させられている。それが高校のときの友だちで、彼女らもまどマギにはまっている様子で、なんだか嬉しい。でもこのままだとゴミ捨てに間に合わない。
 窓のしたにはたくさんの落ち葉が積もっていてふかふかだから、飛び降りても無事だった。先生が同じルートで追ってこないように落ち葉も全部ゴミ袋に詰めてしまう。いたる交差点すべてで獅子舞が踊っている。あれは忍者だよと先輩が言うので、私たち驚く。