←／○／→

2011年08月17日(水)

　一列になって廊下を歩いている。一面に赤とか黄色の花、宝石のイミテーションが敷き詰められていて、その上にさらさら水が流れている。中学の制服のスカートはとても長いので、歩き方によっては裾が濡れてしまう。
　教室で休んでいるときに電話がかかって来る。英語だ。英語はわからないからなーと思って、電話を切る。そろそろスタートだよと姉が言う。みんな体操着に着替え終わっている。私は新しい緑のスニーカーを家に置いて来たと気づいてショックだった。でもロッカーに別の運動靴があった。
　校内放送が合図。かくれんぼ班は隠れ始める。私は競争班だったから走り出した。夢の中なのにびゅんびゅん走れて、何人も追い抜く。向こうのほうに赤ん坊を抱えた女の人が立っていて、赤ん坊の足首につけた鈴を鳴らしている。友だちが私を追い抜きながら、あれはただのタイムキーパーだよ、と教えてくれる。
　私は落下する。
　落ちた先にはいろんな猫がいる。うちの猫を見分けられなくってつらい。次の部屋には金魚がいますと英語の先生が言う。英語の電話をすぐに切ってしまって、先生の教育を裏切ったような結果になってしまった、申し訳ない。

---

2011年08月18日(木)

　映画の撮影をしている。踊るみんなを撮る。白いひらひらのドレスを着た女の子が主人公みたいだった。私の友だちも電車役で踊っている。黄色いすらっとしたワンピース、段ボールに薄く黄色を塗ったものを被っている。西部新宿線だ。私はマイクでみんなの足音を撮る。次の教室に行くと先生になった友だちがいて、黒板に熱帯魚の絵を描いてる。生徒はみんな同じ顔だ。私は静止画用のカメラで同じ顔を何枚も写す。また別の教室は二段ベッドで一杯だ。みんなかくれんぼをしている。私たちも慌てて隠れる。押し入れもベッドの下も子どもの群れ。

---

2011年08月20日(土)

　黒いブラウス、黒いタイツ、赤いスニーカーまで決まってあとは黒か灰色のプリーツスカートだ。探していると友だちが貸してあげるよと言う。でも友だち細いから私では入らないかも、まあ着てみるだけ着てみようかな。自分が持ってた靴下の右足はいつも通り。借りた靴下の左足は細く先が尖る。裸足に戻っても足のかたちはそのままで、友だちは私の左足の小指から足首までの細い傷をなぞりながらちょっと削りすぎたねと笑う。みんなそろったら遊園地に向かう。

---

2011年08月21日(日)　メモ

　借りた音楽、アパート、私鉄、遊園地、遅刻、パスポート、テスト。

---

2011年08月23日(火)　メモ

　まんじゅう病のつぶれた外観の小鳥。

---

2011年08月27日(土)

　欠けた皿たちを持って私の家族が店に来る。うまく同じような皿を買うために見本として欠けた皿を持って来ているのだ。まずは青い皿。私は店内をよく探すけど家族は皿に残った中華料理の処理に忙しかった。私と姉は宿題を終える必要もあった。日付が変わるまでにと思っていた。でもいつの間にか深夜の三時半になってて、朝八時からはバイトなのになあと思う。横で絵を描いている後輩は座ったまま眠っている。
　駅まで移動すると浸水のために電車は来ないと駅長さんが言う。バイト先にメールか電話しようと思うけど携帯電話も水浸しだ。傘を忘れたので泳いで帰る。

▲／←／○／→