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2011年09月10日(土)

 デパートでAKBのダンスを踊る大会がある。私たちも出場するけど、衣装が地味だからだめだなあと先生は言う。先生はあわててもう一組、衣装が派手なグループを作って、受付は終わっているのに無理矢理頼み込んで出場させる。なんだかなあ、と嫌になってしまう。着替えるためにロッカールームに向かう。ロッカーを開けると外では雨が降ってて、ルームシェアしてる友だちが、洗濯物! と声をあげる。私と友だちは大きいロッカーに荷物を詰め込む振りをして、そっと外に出る。
 そこは森の入口だ。凶暴なポケモンが出ると注意書きがある。ポケモンが出るはずない、別の注意書きの文字が掠れたすえにこうなったんだろうと予想する。森の中を進んで行く。すると木の上からキャタピーが落ちてきて、ゆっくり私たちを追って来る。気づいていることを悟られたら駄目だと思いつつ、自然と早足になる。雨は強くなっていく。私たちの後ろにはキャタピーだけでなく他の虫ポケモンたち、名前も知らないようなのがたくさんついてきていた。先頭を行く友だちの松明が怖くて襲ってこれないのだろう。五人でもう走り出すみたいになって進むと、道路がある。コンクリート上にポケモンは出ないから安心だ。
 安心して、雨に濡れて黒々とした道路にへたりこむ。電波も届いている。迎えの馬がもうすぐ来るって、と友だちが嬉しそうにメールを読み上げる。でも木々がないからそこでは雨はより激しく感じられた。私は水を操る能力を持っていたんだった、思い出して右手を空にかざす。右手の上で雨は平らにすべって、私たちの上には見えない大きな傘があるみたいだ。
 そのまま歩いていくと土で出来た門があって、迎えの馬が来ている。私たちは馬に乗って、門番の人がくれた砂糖菓子をかじりながら駆けていく。ダンスの大会はもう終わっただろうと笑う。
 馬たちと、それに乗った少女たちが去って行くのを私は見ていた。たくさんの絵が描かれた高い壁は少しずつ透けていて、向こう側の景色が見えるのだ。私が壁の前に座り込んでぼーっとしていると、男友達が見慣れない彼女を連れてやって来て、すげー巨乳だーと思う。


2011年09月11日(日)

 (メモ:閉鎖されてる学校の敷地、学校と町は一体化している、運動場を突っ切って移動、夜でも空は明るく内部生は眠らない、咲いている花、外部生だけの区画、かかってきた電話に出るとかけた覚えがないと言われる、はずれて抜ける窓ガラス、倒れた女の子を運ぶ。)
 学校と校庭をとりかこむように家家がならんでいる。それらのまわりには高い柵がある。代々その内側で暮らしているひとは内部生とよばれて、学校の中に個室を持っている。編入して来るひとたちは学校の敷地の外をめぐる小さい家に住まわされる。
 夜が来て眠るのは外部生ばかりだ。この日私は自分の家ででテレビを見ながらうとうとしている。学校ではなにか催しがあるようでときどき歓声がきこえる。夜も明るい町だから外でたくさん遊べる。内部生は眠らないし。夜に外部生が外を歩くのは禁止されてるようだったけど、制服を着ていたら内部生とかわらん、外部性だとはわかるまい。
 何個かの丘を越えて校庭が見える。そこではみんなが知らない球技をしていた。植え込みをまたいで校庭に入り、観客にまざる。校舎にまで行く道を忘れてしまった。息を止めて校庭を駆け抜ける。競技者たちはとくに驚かなかったし、誰も追おうとはしてこなかった。一階建ての校舎の前まで走る。
 校舎の前には大きな丸い花壇があって、ひとの顔くらいある朝顔がいっぱい咲いていた。蔓植物じゃない朝顔だ。ひまわりみたいにぬっと生えていた。それをぼーっと見ているうちに足が溶けるみたいになって倒れてしまう。
 校舎の外で女の子が倒れるのを私は見つける。一緒に教室で絵を描いていた友だちをよんで、大丈夫だろうかとひそひそ話す。きっと外部生なのに夜に出歩いたから罰があたったんだろうと思う。私たちは内部生だ。でもここで見殺しにするのも悪いと思って、女の子を屋内に運ぶ。携帯電話が鳴り出す。抱えてた女の子を友だちに渡して、携帯を開く。後輩からの電話だ。出ると後輩は驚いた声で、もしもし、なんですかと言う。そっちが電話してきたんじゃんと抗議すると、違いますよ僕は電話に出ただけです、と電話が切れる。女の子を引きずり、友だちはだいぶ向こうにいる。


2011年09月12日(月)

 出口がいっぱいある複雑なつくりの建物に住まわされている。建物は森の中にある。上級生のうち選ばれたひとたちは各出口の見張りをしていて、残りの上級生と下級生たちはいつも脱走の計画を立てている。見張りの上級生はとても身体能力が高くて、軽々と木に登ったりできる。下級生たちは計画を立てるたびに、その計画にふさわしい出口の見張りに計画書を持って行って検討してもらう。見張りはそれなら最初あの木を伝って、その奥のあの木を目印にして、とか、計画をより本格的にしてくれる。でも最後に、お前たちには無理だからやめておけと言う。


2011年09月16日(金) メモ

 姉はすでにクリアしているゲーム、壁、段ボールでできた絵の描いてある壁、床にクイズ、段ボールを丸めた槍、砂糖で出来た王様を倒す、正解する、相方のぬいぐるみが来ない、劇団をフル活用して街。


2011年09月17日(土) メモ

 東京を案内する、ところどころに虹色に光るわかりやすい罠がある、押すと車が燃え出すスイッチ(もう一度押すと火は消える)、いちいち罠を指摘して歩くひとに嫌気がさす、クラッカー。