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2012年02月12日(日) メモ

 友だちから電話、「都立家政に鹿が出たから見に行こう」、止まる電車、線路の途中から森、少し浮いてスムーズに移動する小さい象。


2012年02月13日(月)

 魚みたいなかたちの鉄製の檻がある。中にはいろんな色の鳥達がいて、彼らが一斉に動くことで檻は生き物みたいにうねうねして、わきについた輪っかを動かし進んで行く。輪っかの横にはブリッジみたいな姿勢で乗るための座席がある。これは未来の車だ。鳥エネルギーで進む。開発者である友だちはブリッジみたいな姿勢で座席におさまりながらこれ今度の文化祭で展示するんだと自慢げに言う。そこは運動場だ。サッカー部がこちらを見ている。乗り心地はどうと訊くと、鳥臭い、と友だちは答えた。ボールが飛んできて、ボールに追われながら本屋へ。
 本屋ではハードカバーの新しい本にその本とは関係ない物語のフィギュアをつけるキャンペーンをしていて、別の友だちはそのコンプリートを目指していた。本はいらないと言うから私はそれをもらう約束をする。代わりにかつて神様にもらったシークレットのフィギュアをあげる。友だちの家に本を受け取りに行くと、家中にフィギュアがあってすごい。写真を撮ろうとすると友だちの凶暴な兄弟たちがなにをするんだこの野郎と怒り心頭で登場する。追われて駐車場まで来ると、白い拉致用の車がいっぱいあって怖い。
 やがてみんな仲直りして支え合いながらの生活。


2012年02月15日(水) メモ

 短歌クイズ大会、うまく身代わりを作る選手権、シロクマアイス、吊り橋、架空の少年少女たち。


2012年02月17日(金) メモ

 海辺、たくさんのすすき、遊具、すべりおちる用の絶壁、崖っぷちに掴まってぶらさがったまま岩肌に同化している人間、洗脳されてすべりおちていく人間たち、友だちみんなと鍋。


2012年02月18日(土)

 合宿に行く。ずいぶん人数が多い。場所はカラフルな遊園地みたいなところ。貸し切りのようだ。古くて植物がはびこる遊園地だからとても安く借りられたと言う。
 まず料理を作らなけらなばらないけど私は戦力外だし後輩の顔を覚えてないのでまずはいろんなひとにあいさつする。後輩の女の子の白いブラウスを褒めると布じゃないんですよレースなんですよ、だからあんまり見たらだめですよと言われる。透けるから。
 名前がわからないと思うひとみんなの名前を訊いてまわったけどさっぱり覚えられなかった。買い出しを頼まれると喜んで出て行った/敷地内のデパートに買い物カートを携えて行く。カートはふたりいるとどちらかが乗れるけど、ひとりだけだとコントロールできないから乗らないほうがいい。デパート内には階段がなく、いろんなエスカレーターがある。一番下の階は湖になっている。青緑色に光る湖。入口からはいるとそこは五階なので、二階の売り場に行くにはまず湖面まで降りて、少し水に潜ってまたのぼるエスカレーターに乗らなければならない。お洒落してたから濡れるのは嫌だ。全力でジャンプして回避する。前に立ってた髪の長い女のひとは沈んでそれきりだった。
 のぼって行くと線路で私は電車内にいるのだった。みんなで脱出の最中らしい。先輩に成績の通知の封筒が届いていて、開けてみると想像よりずっと悪くて驚いたけれど、間違って別人の成績が届いてしまったようだった。古い電車は動き出すと同時に天井が錆びて落ちてしまう。錆は雨みたいに私たちにそそぐ。電車がスピードをあげると錆たちは後方に飛んでいった。友だちが窓から身を乗り出して見える景色にフランス語の名前をつけていく。
 たくさんの川を渡った。たくさんの川が名前を得た。川には鳥が浮いていた。鳩だと友だちが言う。鴨だよと私。でも鳩だった。鳩が飛ぶとそれにあわせて電車も上昇した。下のほうに銀色の水面が見えた。あれは川でなくて湖でもなくダムだ。どのダムもすでに名前を持ってるからと友だちはダムを無視した。電車はどんどんはやくなって、どんなものも、ただ光っている、としか見えない。


2012年02月19日(日) メモ

 大きい句切られた空間にたくさんの家族、ピアノを弾くとおこられるから廊下にでる、魚のかたちの短冊、映画の中でひとが死ぬのを映画の中から見ていて・どの部分を見れば良いかわからず・けっきょくは反った首と下あごばかり見ている、映画だから繰り返す、バリエーション、魚の絵を描く。