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2012年03月10日(土)

 架空の人間たちがピタゴラスイッチみたいに順々に巧妙に死んでいくのを見てる。ひとがいなくなった部屋にみんなで忍び込んでものをあさる。私は友だちにやめとけと言われながらみたらし団子を袋に入れた。パックがぴとぴとしてた。


2012年03月11日(日)

 足元はぬかるんでいる。あたりは暗い。上のほうにひとつ黄色い灯がある。みんなの目や舌、そういう素材のスカートがてらてらと黄色く光っていた。流された鯉を泥の中に手をいれ探しながら、友だちと先輩がフランス語で喋るのを聴いていた。


2012年03月14日(水)

 わりと限界の近い世界に飛ばされていて架空の少年少女たちは廃校で共同生活。三ヶ月分の食料しかもう残っていない。少し前に仲間の少女をひとり食べたようだった。そうされることが少女の希望だった。快感のために食べられていった。だからこれは仕方ないとも言える。でもふたり目を食べなければという雰囲気になってしまう。秘密の会議が開かれる。どの子どもを食べるかも幹部たちで勝手に決めて、部位によって他の集団と取引をしようなどと話し合う。たくさん決まったけど怖くてみんなに報告できない。計画書を燃やしてなかったことにしてやっとほっとできた。三ヶ月分の食料はまだあるのだ。
 電車は山の周囲をひとまわりする一本だけがある。かつて集団にいた意地悪な子どもは山にある駅のひとつ、「営業所」に住んでいて、ときどきその子どもに廃校で作った製品を届けに行く。何の取引なのかわからない。山はひどく大きい。この山を登りきったら豪華なケーキみたいな平らで豊かな場所があるのだと少女のひとりは言う。
 低地にはいくつか廃校があって、それぞれに少年少女の集団がある。子どもたちは恋愛もしたし、眠ってばかりの子どももいた。夜は町の幽霊が出る。そこにみんなで集まって、街灯や雨にきらめくアスファルトを楽しんだ。くじらのぬいぐるみを買ったけれど翌朝には溶けている。


2012年03月15日(木)

 久しぶりに美研に行くと高層ビルの上の方の階がまるまる部室になっていて、そこで服の展示会をしていた。ツイッターでしか知らない後輩がめっちゃかわいくて、これからもう少し顔出すようにしようと思った。


2012年03月17日(土)

 手をつないで歩いた。


2012年03月18日(日)

 姉と一緒におもちゃ屋にいる。それぞれ待ち合わせがあるから急がねば。「デフォルメ 日本の野鳥」シリーズの、なくしてしまったピンク色のツバメが売ってて「これだ!」と思ったけど12000円だからあきらめた。時間が来ると奥のほうから電気が消えて私たち走る。