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2012年05月26日(土)

 大根の煮たのがたくさん入ったバケツを持っていた。話し合いの最中も大根の処理(どう食べきるか)についてばかり考えていた。教室に戻ると友だちは掃除用具のロッカーを何度もノックして、ひとのいないことを確かめてくれた。空のバケツをロッカーにしまった。


2012年05月27日(日)

 肌をあらわにした女性たちが踊っている部屋を通りぬけて控え室に行く。控え室にはUFOキャッチャーが置いてある。私たちは小銭を持っていないので諦めたけれど、知らないカップルが大きい熊のぬいぐるみを二体とって、200円でとれたということをしきりに強調していた。舞台に通じると思っていた道は外につながっていた。
 路地を抜けて私たちの家についたけれど、そこは廃墟みたいになっていた。管理人のおばあさんが壁にもたれて煙草を吸いながら何か言っていた。聞き取れなかった。洗濯物はまだ生乾きだった。
 友だちが引っ越してゆく。
 みんなで友だちを見送って、家の中に入る。中は清潔で、病室がいっぱいある。蛍光灯の光のなかを看護士さんが走り回っていた。私はミクシーに、自分ももう愛媛に帰るところがないから悲しい、ということを書こうとしたけど、うまく文章がまとまらなくって、やめた。


2012年05月31日(木)

 幽霊と交信する儀式の競争をしているひとたちがいる。6人組と2人組。2人組のほうは生け贄用の高いスニーカーがどこかにいってしまったと慌てている。私はこの組のひとのほうと仲がよいから探すのに協力してあげる。壁にいっぱい恨みの言葉が書かれた怖い遺失物室も探す。遺失物室の奥には壊れた和式トイレがある。水はもう通っていないから乾いている。そこに蟬の死体がいっぱいつまっている。落とし物を並べた白い棚には靴がいくつかあったけど、どれも探しているものとは違っていた。白いふわふわのスカートとブラウスもそこにあった。
 講堂に戻ると6人組のひとびとはだいぶ儀式が進んだらしく、身体が透明になっていた。ペンが動くのだけ見える。声もきこえない。2人組はもう諦めたと言う。それをきいてほっとした。消えてしまってほしくないから。
 儀式がなくなって、まだだいぶ時間があるから就活セミナーに行こうと思う。会場の教室に移動するとまだ誰もいない。だからいちど教室を出て、友だちに会おうと廊下を歩く。でも友だちの本名も、クラスも知らないし、顔も覚えているかあやふやだった。どこかの劇団が芝居を始めた教室もあって、のぞくとオープニングシーンで、精一杯楽器を演奏していた。ピッチががたがただった。
 セミナーの会場に再び出向くと、もうほとんど席は埋まっていた。教室の中央の机は取り払われて透明なケースが置かれ、そこにたくさんのケーキが並べられていた。講演のひとは麻雀に詳しいらしく、セミナー後に麻雀教室をやると言った。私たちはケーキをたくさん食べた。教室に麻雀の先生とスタッフたち、私たち姉妹と友だちひとり、という状態になり、もしかして私たちだけで麻雀講習を受けるのかと焦ったけど、あとからみんな格闘ゲームみたいな衣装を着て戻って来た。
 私は日のよく当たる庭でチェーンソーで木を細かく切る作業に戻る。タオルや軍手を入れたバッグを会場に忘れたと思って三度その場所に行くと、みんな麻雀でなくダンスの練習をしていた。バッグは会場のどこにもなく、がっかりして外に出てから自分の肩にかかっていることに気づいた。