about map e! yumenikki  nikkihito) インデックスへ

2012年06月23日(土) メモ

 楽器と釣具のための倉庫、日直が帰りのあいさつのことを忘れたらみんな帰れなくなる、放課後にみんなで虹色麺を食べに行く。


2012年06月26日(火)

 江ノ島にいる。江ノ島には茶色い木造の建物がいっぱい生えていて、それぞれの2階より上の部分から伸びる渡り廊下で全部がつながっている。渡り廊下にはちゃんと屋根も壁もある。部屋はみんな畳。部屋にいろんなポスターを並べて、その背景について想像したものを、順番に話していく。


2012年06月27日(水)

 歩いて帰るしかない。いつもこの道をおりていって、左折して、次に右折、それから少しのぼるのだ。きょうはまず左折して、そしてずっとおりていこうと思う。きっと近道だ。田んぼは水を張られて、まだ子どもの稲に並ばれている。水が夜空を反射して、あたりは真っ暗だった。足が思うように動かなかった。ふだん最初に左折せずずっとおりていくことにしているのは、この道がそういう足の重くなる道だからかもしれない。後悔していると、母がヘリコプターに乗って迎えに来た。ぱっと昼になった。道路には白い汚れた車がいくつも走っていた。国道11号線だ。
 家族には嘘をついていたので、迎えは嬉しかったけれど、気が進まなかった。どんな嘘をついているのかも私にはわからなかった。行き先は家でなく、倉庫にした。倉庫の前で母と手を振って別れ、倉庫には入らずひとりで夜中3時のスーパーに行く。陳列は乱れ、生肉棚と菓子パン棚が混ざり合っている。菓子パンをひとつ買ってレジに並ぶ。レジの機械の茶色いところに、緑色の文字が出る。120。私はすぐ120円用意する。店員さんは500円です、と言い間違えたけれど、私が120円ちょうどで渡すと、はい120円ちょうど頂きます、とうまい具合に進んだ。私の後ろに並んでいたひとが店員の言い間違えについて言いがかりをつけた。私は大丈夫ですよと言ったけど、そういう問題じゃないとそのひとはひたすら怒っていた。
 倉庫に戻る。だいぶ廃れてしまった。みんなはずっとここに隠れている。私たちは宝箱に黒い魚を飼っている。埃っぽい倉庫のなかは全体的に灰色だ。宝箱は金色で、なかの魚はすごく小さいけれどきれいな黒。みんなで宝箱をまわして、眺めてすごしている。扉はかつては厳重に警備されていたけれど、いまはもう警備員ごと風化してしまっているし、そもそも敵が入ってくることもなくなっていた。でもみんなが外に出ることはない。


2012年06月30日(土) メモ

 引っ越しの準備と海外旅行の準備、とても眠たい。