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2012年08月01日(水)

 壁画の修復をしている。色ごとに担当が決められる。薄いオレンジの係なので、薄いオレンジを塗るところと、薄いオレンジを混ぜて作った色を塗るところに行き来する。長いはしごも怖くなかった。壁から突き出た大きいコーヒーカップはアルコールで磨いて、木の素材を生かす。


2012年08月02日(木) メモ

 注文したのにお惣菜コーナーに忘れる(オムライス二個×2、アスパラに肉を巻いたやつ、金目鯛の煮たやつ、チョコケーキ)、三種のぜんざいの試食。


2012年08月06日(月) メモ

 ひとりのひとの人生の場面ごとの再現が置かれた真四角の部屋がずっとつながっている、頭に布をかぶった人びと、部屋の順番はわからない、隣り合ってる部屋を行く、通った部屋は絵の具や刃物でバラバラにする、段ボールのクリスマスツリー、こたつ、古いテレビ。


2012年08月07日(火)

 友だちが死んでしまう。学校は死んだひとでも通えるから本人はあまりきにしていないようだったけれど、一緒に帰れないのが悲しい。ずっと学校にいる。夜の学校は青っぽく光っていて、壁はボロボロ、窓にはガラスがはまっていない。教室の隅には土がたまっている。


2012年08月09日(木)

 青々とした草原をたくさんの小さな農耕機と戦車が走り回っている。私は戦車を持って来なかったから遊べない。家にはあるんですよと先生に説明する。教室の机の靴下を取り替える係を終えて、友だちとしゃべりながら階段を降りる。踊り場の木版画のいっぱいの顔が怖い。


2012年08月10日(金)

 底の方に砂の溜まった透明なケースがいくつかあって、その中に三体ずつ人形を入れる。人形たちには相性があるからよく考えなくてはいけない。最後のケースには私たちのおそろいのネックレスが入っている。太いごわごわした毛糸でできている。人形は子どもになって現れる。同じケースにいれた三体ずつが日替わりくらいで現れるようだった。私たちには三人見えていても、人形たちはお互いが見えていないこともあって、それは振り分けに失敗したためだろうと思う。
 公民館でみんなでパスタを食べて、会計のときに財布を開くと旧札ばかり入っていた。自転車で坂道を行く。ずっとのぼっているのに、何度も同じ屋敷の前を通った。屋敷は内部までよく見えた。中の人びとはこちらをじっと見ていた。家に帰ると部屋にはたくさんの飛ぶオウムと、人形の子どもの死体、生き残ったひとりの人形がいて、あー失敗した、と思う。